特化型AI(弱いAI)とは・AI関連用語集

特化型AI(弱いAI)とは、意味や概念を詳しく解説

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特化型AI(弱いAI)

Narrow AI

特化型AIとは、人工知能の中でも「人としての意識を備えていないもの」を指す。画像認識や車をはじめとした乗り物の自動運転、チェスなど特定の分野に関しては人間以上の実力を発揮することもあるが、人間とは違い自立して何かを考えることはできない。

特化型AIは、「弱いAI(人工知能)」と呼ばれることもある。これはアメリカの哲学者ジョン・サールによって提唱された呼び名で、人工知能研究における最終的な到達点をめぐる論争にしばしば用いられる。「特化」しているにも関わらずなぜ「弱い」のか?というと、あくまでも人間としての感性や思考回路を持つわけではないのがその理由だ。

特化型AIと同じように専門的な知識や特定の分野に長けた人間は存在するが、彼らは人工知能とは違い、脳で自由に考え、感情をもって自分なりの答えを導き出すことができる。しかし、特化型AIはディープラーニング(与えられたデータに含まれる特性を踏まえ、より効率的な判断をコンピューターが自ら行えるようにする技術のこと)は可能でも、基本的に「最適化」以外の選択肢はない。

人間はある意味で不安定な存在なので、つまづいたり失敗したりといった確率がコンピューター以上に高い分、必ずしも最も効率的な方法を選択できるとは限らない。ただ、一方で「自由に思考できる」という強みがある。

人間は、時に過去のデータや経験に頼らず、その場の思い付きで行動することでよい結果を生むことがある。様々な状況に満遍なく対応できる可能性を秘める生命体が「人間」といえる。汎用型AIを人工知能開発のゴールとすれば、特化型AIはその最初のプロセスにあたる。その研究開発は日進月歩だが、目指すゴールにたどり着けるのかは今のところ誰にも分からない…。

AI用語解説:×AI編集部監修

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