インダストリー4.0とは・AI関連用語集

インダストリー4.0とは、意味や概念を詳しく解説

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インダストリー4.0

industry4.0

インダストリー4.0とは、2011年にドイツ工学アカデミーが発表した、同国政府が推進する製造業のコンピューター化、デジタル化を目指す国家戦略プロジェクトのこと。「IoT(モノのインターネット)」や「AI(人工知能)」を用いることで、製造業に革新をもたらすという「第4次産業革命」のコンセプトのひとつであり、構想そのものは2000年代半ばからあったと言われる。

インダストリー4.0この国家戦略に至るまでの経緯としては、1989年の東西ドイツの統一により、共産体制だった東ドイツの影響で国自体の経済が大幅に悪化。その後十数年で持ち直しはしたものの、2010年ごろになると思った以上に生産性が向上していないことが発覚したため、製造業が重要視されるドイツでこれは由々しき状況だ、と打開策が編み出された、というわけである。

インダストリー4.0の基本的な設計原則は、以下をご参照頂きたい。

・相互運用性(Interoperability)……デバイスや機械、センサーと人間を相互に接続し、通信を行う
・情報の透明性(Information transparency)……基本データに基づき、システムが実世界の仮想コピーを作り上げることで、情報を解釈可能にする
・技術的アシスト(Technical assistance)……人間が行うには危険、あるいは困難な課題を補助し、問題解決を支援する
・分散的意志決定(Decentralized decision-making)……サイバーフィジカルシステムを意思決定可能にし、無理のない範囲で自律化させる

こういった4つの原則を基に、インダストリー4.0では「サイバーフィジカルシステム(IoTにより人間と設備が共に働ける仕組み)の実現」や、AR(拡張現実)を利用した作業の支援などを目指すという。

日本でも同じようにIoT政策が進んでいるものの、ドイツとの大きな違いは「国家主導か否か」にあるとされる。日本では大手企業による民間主導で始まったのが特徴で、共通点は人とシステムの協働を目指すというところ。AIで後れを取る日本にとって、この分野は十分に世界をけん引できるポテンシャルがあるといわれており、明確なビジョンの下に一致団結して取り組むことが期待される。

AI用語解説:×AI編集部監修

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