ファジィ理論とは・AI関連用語集

ファジィ理論とは、意味や概念を詳しく解説

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ファジィ理論

Fuzzy theory

ファジィ理論とは、「真」か「偽」に分類されない曖昧な定義を数学的に表現した理論。1965年、カリフォルニア大学バークレー校の数学者ロトフィ・ザデーによって生み出された「ファジィ集合」から派生したものと言われる。ファジィ集合は自然言語で表される曖昧な対象を定量化し、数値を分析することによってどこに分類されるか判断する方法である。

コンピューターは、基本的に「曖昧なもの」を取り扱うのが苦手である。これはそもそもコンピューター自体が0か1かの判断を繰り返すことによって複雑な判断を可能としているからだ。そこで、0から1までの曖昧な事象に関して、0.3や0.5といった具体的な数字を当てはめることで表現できるようにするのがファジィ理論と言える。ファジイ理論に対し、境界や数値がはっきりしているものは「クリスプ概念」と呼ぶ。

例えば「お年寄り」という曖昧な表現がある。人間はこの人はお年寄りかどうか?を接した時の印象や外見などから判断することが多いが、これを「満65歳以上(現在日本において年金を受給できる年齢)の人」と言い換えれば、情報はより明確になるだろう。考え方としては前者がファジイ理論、後者がクリスプ概念である。

むしろ満65歳以上をお年寄りとする、という考え方がファジイ理論ではないか?と思ってしまいがちだが、ファジイ理論には曖昧な事象を定量化する一方で、上の例なら「60歳以上の場合はお年寄りと見なす」「腰が曲がっていればお年寄りと見なす」など、複数の例を用いることでより幅広い対応を可能にする、という特徴がある。

ファジイ理論は服の汚れの質やゴワゴワ感などをセンサーで感知し、洗濯時間を決める「全自動洗濯機」や、患者の状態により意思決定を行う「医療の診断支援システム」など様々な分野で応用されており、AI研究でも有益なことから今後、重宝されそうそうな手法と言える。

AI用語解説:×AI編集部監修

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