汎用人工知能(AGI)とは・AI関連用語集

汎用人工知能(AGI)とは、意味や概念を詳しく解説

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汎用人工知能(AGI)

Artificial General Intelligence

汎用人工知能(AGI)は、特化型AIに対し「人間と同様の感性や思考回路をもつ」人工知能のことを指す。弱いAI、強いAIという定義を提唱したアメリカの哲学者ジョン・サールが言うところの「強いAI」である。

AGI(汎用人工知能、強いAI)の対となる存在はNarrow AI(特化型人工知能、弱いAI)であり、Narrow AIは逆に現在既に開発されている「特定の事柄に秀でた人工知能」を指す。2つの違いは以下の通りである。

AGI……人間と同じように感じ、考える力をもつ。例えば楽しくて笑う、悲しくて泣くなどの感情を理解することが可能で、それを模倣するだけでなく自分なりに思考した上で異なる行動をとることもできる。並みの人間以上の能力を持ちながら、人間の心に寄り添える人工知能なのである。映画やアニメに登場するロボットやアンドロイドなどが分かりやすい例だが、人の感情を理解できない、という設定の場合はこちらに当てはまらないと言われることも。

Narrow AI……特定の能力に秀でながらも、人間と同じようには振る舞えないAI。高度な機械学習やディープラーニングによる特定の能力の習得が可能であっても、自ら考える力を持たない人工知能は全てこちらに分類される。現状は全てのAIがこの弱いAIに分類される。

2016年にプロ棋士に勝利し話題となった囲碁AI「アルファ碁」は、人間を凌駕したことがクローズアップされたが、特定の能力が人間を上回ったに過ぎず、「弱いAI」だ。コミュニケーションロボットとして評価が高い「Pepper(ペッパー)」は、見た目こそ人間に近いが、感情理解や模倣など、技術的にはAGIには遠く及ばず、特化型の人工知能に過ぎない。

AGIについては研究が続けられているが、不可能とする専門家もおり、その実現がいつになるかは誰にも分からない。もしも、人工知能が意思を持つことがなれば、人類と対立する存在となり、規制やコントロールをどうするのかなど、大きな課題に突き当たることも予測される。

AI用語解説:×AI編集部監修

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