アルファ碁とは・AI関連用語集

アルファ碁とは、意味や概念を詳しく解説

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アルファ碁

alpha-go

アルファ碁とは、2014年にGoogleに買収された人工知能企業「Google DeepMind」が開発したコンピューター囲碁プログラム。2015年にハンデなしでプロ棋士を破り、2016年には当時世界最強の棋士と言われた韓国の「李世ドル(リ・セドル)」を打ち負かして韓国棋院から名誉九段を賜った。そもそも九段は囲碁界でも最も高い段位であり、限られた棋士しか到達できない境地ということを考えれば、その凄まじさが分かるだろう。

囲碁どのようにして、その境地に達したのか。そのプロセスには、以下の2つの機械学習が関わっている。

・ディープラーニング……コンピューター自らが与えられたデータにおける特性を捉え、より効率的な判断ができるよう働きかける技術のこと。

・強化学習……連続した一連の行動の結果、どうすれば最も高い“報酬(価値)”を得られるかコンピューター自身が判断できるようにする訓練。

まず、過去の膨大な棋譜を与え、コンピューターにディープラーニングを促す。その後で同じように作られた囲碁AIと対戦させ、強化学習を行わせることで蓄積された必勝パターンがより明瞭になり、更に効率的な手を選択できるようになるというわけだ。

それまで囲碁はチェスや将棋などと比べても手数が多すぎてAIが人間以上の能力を発揮することは難しく、できるとしても膨大な時間がかかると思われていたが、この「アルファ碁」の登場によりその常識が覆された。

しかしこのアルファ碁も、コンピューター囲碁に慣れた棋士にとってはそこまでの脅威でないという見方もある。なぜならばこのプログラムも人間そのものの思考には至らず、人工知能としては「弱いAI(特化型AI)」に分類されるからだ。そのためコンピューターを混乱させるような複雑な手をあえて選んでいけば、勝率は徐々に上がってゆくという。

とはいえ、すでにこのアルファ碁を上回るプログラムが出現している。棋譜を使わず、ゼロからAI同士でフリーに対戦し、学習。その結果、アルファ碁をはるかに上回る強さを身につけたのだ。技術的にはディープラーニングと探索、強化学習の組み合わせであり、囲碁界にさらなる衝撃をもたらしている。

AI用語解説:×AI編集部監修

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