AI格差とは・AI関連用語集

AI格差とは、意味や概念を詳しく解説

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AI格差

ai-disparity

AIの普及によって貧富の差が広がること。AIが人間の仕事を奪ういわゆる脅威論の先にある、AIがもたらす社会への負の影響を表す言葉ともいえる。

AIが貧民と富裕層の格差を拡大するのはなぜか。シンプルには、AIが人間の仕事を代替してしまうからだ。仕事を奪われたビジネスパーソンは収入が激減し、最悪解雇もある。新たな職に就くにも、活かせるスキルがなく、路頭に迷う…。まさにAI脅威論の負の側面だけに目を向けた要因だ。

一方でAIによって富む者はどうなるのか。AIを使う側に回り、かつてないほどの効率で業務こなし、収益を独占する。あるいは、AIによる新市場開拓に成功し、巨万の富を得る。そこまでいかなくとも、AIを使いこなせる希少性の高いビジネスパーソンとして、高報酬を得る。

これらはあくまで、AI格差発生を端的に表現したシナリオだが、もっとマクロに見れば、恐ろしい展開も横たわる。メガ企業による富の独占だ。AI活用で重要なカギを握るデータを押さえ、さらに優秀なAI人材を揃えるメガ企業が今後、産業の中軸を担うAIの背骨を支配することは十分に可能だ。

そうなると、メガ企業以外は実質的に下請け企業になり下がり、構造的に十分な収益を得ることが難しくなる。こうなるとよほどの技術革新しか、現状打破は難しくなる。だが、それさえも富を十分に確保したメガ企業が幅を利かせることになり、もはや「格差」としか表現のしようのない、メガ企業とその他の企業という非情な構図が出来上がりかねない…。

ミクロではすでにAIによる“リストラ”がはびこっている。問題は奪われた側がその事実をどう受け止め、巻き返すかだ。政府は不足するAI人材の大量育成を打ち出し、産業分野での覇権奪還に本気だ。作業はAIに代替されても業界知識とAIリテラシーが混ざり合えば、事業を推進する付加価値を生み出すことはできる。AI格差を食い止めるには、結局は危機感をもってポテンシャルを磨き上げ、その上でAIの盲点を攻めるしかない。

AI用語解説:×AI編集部監修

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