マルチテナント方式とは・AI関連用語集

マルチテナント方式とは、意味や概念を詳しく解説

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マルチテナント方式

Multi-tenant

マルチテナント方式は、複数の企業が同じシステムやサービスを共有し、コストやリソースの削減をはかる方法のこと。とりわけSaaS(パッケージ製品として提供されていたソフトウェアの必要な機能のみを使用できるクラウドコンピューティング)形式のサービスでよく使われている。そのため、マルチテナント型クラウドと呼ばれることもある。

マルチテナント方式のメリットは、何といっても「コストや手間が比較的かからず、サービスの開始が迅速に行える」というところだろう。一般的にマルチテナントは1棟のビルに複数の企業が入居した雑居ビルや、たくさんの店舗が入ったショッピングモールのような状態のことを言うが、これと同じようなものである。

多くの顧客は基本的に「素早く、かつリーズナブルに目的を済ませ、それなりに満足できる」ものを求めている。サービスの内容にもよるが、そういった意味では気軽&低コストで実現できるSaaSの利点は大きいと言えるだろう。ただし、他ユーザーとの同居によってセキュリティ面への不安が残りやすい、カスタマイズしたい場合の自由度が低いといったデメリットもある。

これに対し、ハードウェアは共有するものの、ユーザーごとに異なるシステムや環境を用意するPaaS(既に整った環境の中でシステム開発ができるクラウドコンピューティング)型は、マルチテナント方式ではなく「シングルテナント方式」と言われる。こちらは1棟全てが自社ビル、というような状態なのでカスタマイズしやすく、セキュリティ面への不安度も低いのが特徴だが、その反面価格が比較的高いというデメリットがある。

どちらの方式を選ぶかは、やはり目的やサービスの向き不向きによるだろう。多少コストが高くても、将来的に見込める利益によってはシングルテナント方式を選んだ方が良いこともある。双方の利点と注意点を踏まえ、判断することが肝要だ。

AI用語解説:×AI編集部監修

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